彼が涙した日

私たちのことで彼が涙を流したことは

たぶんこれまで2度ある。

(あ、3度。)


1度目は私がアサインされていたプロジェクトが終わり、これからは毎日会えなくなるという最後の夜。


「こうには幸せになってもらいたいんだ。

この先いろいろな困難があったとしても。

一緒になりたい。」


と心を明かしてくれた彼の言葉に、

驚きと、感動で胸がいっぱいになり

涙が出てきてしまって…

彼を見つめると、彼の目にも涙が浮かんで

いました。



2度目は、一緒になることがなかなか思うように

進まないこう着した時期に

私たちのつきあい方も上手くいかないことが多くなり

見直さなければいけないと話し合ったとき。


もうお別れでも仕方ないと

ただ待つ身の自分の辛さを訴え、

だから終わりでいいのと彼に伝えました。

彼を責めたかもしれない。


電話の先で、彼は泣いていた。

声を殺して。

驚きもしましたが、彼が泣いてくれることに

なんだか安心を覚えて。

私もさめざめと泣きました。


普段はクールで感情を出さない

冷静沈着な経営者の彼。

恋人との未来で涙するとは誰が想像するでしょうか。


なので余計に彼の愛情が

その涙から伝わってきて。。


彼の涙に触れるたびに、二人一緒になる未来が

近づいたように感じました。



いま私は

幸せに暮らしています。

新たな一歩

前回

落ち着いたら彼のことも書きたいと

少し書いたのですが…

不倫から卒業したのでした。!


ただおつきあいをしていたときに感じていた辛さは

今思うとかわいいものでした。

お互いの気持ちを確かめあってから

ここまでの道のりは

想像よりも思うように運ばず

おつきあいをはじめた頃と比べると遥かに

苦しくて、悶々とすることの多い日々でした。

けれども彼や周りの人々はもっとだったと思います。

彼がしてくれたことの一つ一つが

私を思い遣ってくれてのことだったと

感謝しています。


色々と書きたいことはあるのですが

私だけのことではないので

難しいかなと思っています。


悩むことが少なくなったいま、前向きに

いろいろなことに取り組みます。

彼にとっていい女でい続けたい。

まずは仕事でみつけた課題の勉強とお料理を。


これまで拙い文章を読んでくださった皆さま

ありがとうございました。

交流できて嬉しかったです。

またいつか書きたいと思います。

癒される

これは以前にアップした話。

最近の彼と私は

甘さはどこかに飛んでいって

しまったのかもしれません。


彼は

「何いってるの。

俺がどれだけ大事に思ってるか

わかってるでしょ」

といって

ぎゅうっと抱きしめてくれるけど


甘い甘い思い出を懐かしく思います。


甘さに変わって

今あるのは

何にも代えがたい安心感。


変わらずに愛おしく思っています。


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12月の話になってしまうけれど、

彼はクリスマスプレゼントを

いくつか用意してくれていて。


そのうちの1つが、あることでした。

好きなタイミングで「あること」を

体験できるチケット。


「予約したら日にちと時間を教えてね。」


と言われていたので、今月予約して

「◯日に予約させてもらいました。

ありがとうございます♡」


と報告したら、


その日は朝から車で

お迎えに来てくれました。


ふだん、都内のお出かけなら

私たちは電車で移動します。


彼は奥様も乗る車に

私を乗せることなんてしない。

彼がわたし専用にしてくれた車は

大きいドイツ車です。都内は

停めるところを選びます。


なので車で彼に連れていってもらうのは

海や温泉などにいくときだけになって

しまいました。


「この冬こうは頑張ったでしょう。

疲れているだろうから、

今日は1日リラックスして

癒されてきて欲しいんだよ。

だから車にした。」

と彼。


おかげさまで、

人混みに揉まれることもなく着きました。

早く着いたので、

タリーズで暖をとって、ミッドタウンの

隣にある公園をブラブラお散歩して。


朝は人が少ないから、至るところで

寒い〜!と抱きしめあって

キスをして。


公園内にあるスケートリンクを眺めながら、

あの人すご〜い!あの人ヘン〜!

と笑いあって。


時間がきたら

「こう、ちゃんと会場のお部屋まで

行けるかなぁ。」

と心配する彼。

「大丈夫だよ!」と私はいうのに

会場のお姉さんに引き渡すところまで

してくれました。


いつも思うのだけど、

彼は私の保護者みたい。笑

歳なんてそれほど変わらないのに

成熟していて、とても頼りになる彼。


「おわるまで、TSUTAYAで仕事してるからね。

終わったら連絡ちょうだい。」

といって、彼はバイバイして

出ていきました。


彼はベンチャー企業を友人と

経営しています。

従業員もたくさん抱えています。

時間はとても大事なはずです。

それに私より、彼のほうがよっぽど

働いてるから癒されてほしい。

それなのに、いつも私のために

こんなふうにしてくれます…


こうにしてあげるのが、俺の幸せなんだ。

といって。


本当にありがとう。


あることが終わったら、

私の好きな関西のおうどん屋さんが

近くにあるといって、

連れていってくれました。


それから私の行きたいところの

リクエストを叶えてくれて

ドライブしてきました。


お姫様気分の1日で

身体も心も癒されましたよ。

ありがとう。