初々しい2人

月曜に約3週間ぶりに彼に会いました。


海外出張でした。

帰国したらこうの職場に寄るね。

と言われていて。


久しぶりに会うので、午後

仕事の合間にヘアサロンで

シャンプーとセットをしてもらい。


なんて張り切りよう。


夜、仕事を小1時間ほど抜け、

久しぶりに彼と肩を並べて街中を歩く。


彼はすぐにいつものように私の腰に

手を回し、ようやく彼が帰ってきたと

離れ離れで張りつめていた私の緊張が

解きほぐされました。


お茶をしながら、話したいことは

山ほどあるはずなのに、ただ同じ空間で

見つめ合うだけで満たされて。

住まいのことも、今日は伝える必要ないと

心にしまいました。


彼がしてくれるキスには

会えなかったあいだの

2人の抑えられない気持ちが

溢れていました。そして

堪らなくなったように

彼が言葉を発しました。


今度夜ご飯行こうね。


と。

これまで金曜日は食事に連れていって

くれる日という暗黙の了解があり、

こういう誘われ方は新鮮で

おつきあいを始める前の会話みたい。


会えるだけで嬉しいっていうのも

おつきあい前みたい。

なんだか初々しい2人のよう。


おつきあいが長くなると、

彼のしてくれるさまざまなことが

当たり前になる。

不倫ならではの不満も強くなる。


今回のような試練があると

何もが嬉しくて、ありがたいことの

ように思えて、良いのかもしれません。


けれど、久しぶりの再会は

会ってはいけない人と会っているのだ

…という罪悪感もまた、わたしの心に

改めて深く刻まれました。


会うたびに、深くなる。


彼はどんな気持ちなんだろう。

同じように悩んでいたりするのでしょうか。