幸せにしたい

(続き)

あるときは、私がもう無理ってなって、

「独りになってから来て欲しいの。」

とお願いした翌日に。

目の下に酷いクマをつくって

大きな瞳を真っ赤に充血させながら。


またあるときは、私のプロジェクトが終わり

この先もう毎日会うことができなくなる

という最終日に、花束を手にして。


「一緒にいて こうには

幸せになってもらいたいなと思うんだ。

それにはこの先色々とあるかもしれないけれど

そういうことを考えても、幸せにしたい。」


その日

彼はまっすぐに私の目を見つめて

話してくれました。


バイバイが惜しくて入った

閉店間際のタリーズ。

明るい店内なのに

彼も私も涙目に…。


目の前の大好きな彼が

こんな私のことを幸せにしたいと

考えてくれていた。

しかも彼が私のことで涙を見せるなんて。


2人で

同じ将来に向かって歩き出していいの?


嬉しかった。

でも私でいいのかしらとも思った。


ありがとうって嬉しくって

急に彼との生活が現実味を帯びたみたいで

心が震えた。



これまでの生き方や仕事をみていて

彼はどんなに大変でも、

すると決めたことは

必ず結果を出す人です。

すごいなぁって尊敬しています。


私たちのことも

できれば叶えて欲しい。


けれどもお相手のある話です。

彼の一存でどうこうできることでは

ないから…


私たちの望むような結果になるとも

限らない。

それ以降

あまりこの話は口にしません。

期待しないように。