独身女の本音

ではこうさんの恋人はどうなの?

と聞かれたら…。


私は彼のところが奥様とどのような

関係なのかは尋ねない。


私たちはおつきあいを始める前に

3か月ほどかけて、どうするか

話し合いました。


当時彼は奥様に関するいくつかの情報を

くれましたが

今となってはそれが現在もそうなのか、

あるいはそもそも私を安心させるための話

だったのか、わかりません。


夫婦には夫婦にしかわからないことが

ある、と思います。

そういった機微は、いくら彼が言葉を

尽くして第三者の私に説明してくれても、

伝わらないと思うから…

それに、知りたくありません。


おつきあいをしている中で、これは

不倫ならではの苦しみで、嫌、

ということはいくつも出てくる。


例えば、

平日週末、昼夜関係なく連絡したいし

会いたい、とか

奥様に遠慮して座席のシートを倒せない

ドライブなんて嫌、

とか…。


彼はそういった私の心に刺さった棘を

1つ1つ抜いて、解決策をみつけてくれる。

おかげでなんとか乗り越えられている。


今は、

いつでも連絡ができるし、週末も

お出かけすることができる。

車は奥様用と私用を別にしてくれたので、

助手席は私のものだ。

(あるとき、日陰の女なんてイヤ、

といったら、かなり日向でしょう?

と言われてしまいました。わりとそうです)


彼に与えてもらっている幸せは

十分すぎるくらい。

彼は涼しい顔をしているけれど、

その陰に

どれほどの心遣いや、苦労があるのか…


考えると気持ちがいっぱいになる。



けれども実のところ、

知りたくない情報が入らないように

私は彼に目隠ししてもらって、

囲われた範囲内で幸せを味わって

いるに過ぎないのですね。


限定された範囲内での幸せ

であることは常に私の心にある。


そして、こういった不自然なものは、

ずっと続けてはいけない、

いつかは…という葛藤も…

彼といて幸せな一方で、

常にある。。